家康三大危機のひとつ三河一向一揆
城郭伽藍を今に伝える本證寺(ほんしょうじ)
安城市にある本證寺(ほんしょうじ)は「三河一向一揆」の拠点でした。
岡崎城に戻って2年後の1563年、三河一向一揆が起こりました。家臣団が分裂して混迷を極め、家康三大危機のひとつの大事件となりました。かつての要塞として堀に囲まれた城郭伽藍の姿を今に伝えています。
本堂
一揆の100年後の1663年に再建された本堂。
鐘楼
1703年に建立された鐘楼。彫刻も見ごたえあります。
鼓楼
真宗寺院特有の建築で太鼓で時を知らせる鼓楼。1760年の建立。石積みの上に建ち鯱瓦や漆喰壁が城郭の隅櫓を彷彿させます。この日は鯱が月で遊んでいました。
経蔵
寺宝の経典を収める経蔵は1823年の建立。